以前に使えば何でも台湾の味になってしまう魔法の調味料として、紅蔥油酥を紹介しましたが、豚の脂を使用した調味料のため日本にお土産として持って帰ることはできません。日本では紅蔥酥が購入できるのでこれを使えば台湾に近い味が出せます。
日本に持ち込みできる台湾の調味料は?
日本にお土産として持って帰る事ができる商品で、使えば何でも台湾の味になる調味料は無いのか?と見渡した時におすすめするのがこちらの商品。
沙茶醬(Shā chá jiàng)です。
沙茶は沙茶羊肉などに使われる調味料で、語源としてはインドネシアなどでおなじみのサテーから来た単語です。そこらへんの由来は以前三重炒羊肉店の記事で書きました。沙茶は別名バーベキューソースとも言われています。
炒め物に使ったり、鍋物で薬味とともに付けダレとして使ったりします。石二鍋でも薬味セットと沙茶醬が運ばれて来ていました。
今回購入したのは牛キャラクターが可愛い牛頭牌の沙茶醬です。台湾沙茶醬の父と呼ばれている劉來欽さんが設立した好帝一食品という会社が作っているそうです。
沙茶醬の原材料は?
牛頭牌の原味沙茶醬に使用されている原材料は
- 大豆沙拉油 : 大豆サラダ油
- 魚乾 : 魚フレーク
- 蒜頭 : にんにくの粉
- 薑粉 : 生姜の粉
- 椰子粉 : ヤシの粉
- 蔥粉 : 長ネギの粉
- 芝麻 : ゴマ
- 赤尾青 : 小エビ
- 辣椒粉 : 唐辛子の粉
- 食鹽 : 食塩
- 胡荽 : コリアンダー
- 肉桂 : シナモン
- 茴香 : フェンネル
- 胡椒 : コショウ
このように肉製品は一切使用してい無いので、日本に持ち込む事ができます。ただし、エビを使用しているので甲殻類アレルギーの方は注意してください。ベジタリアン用(素食)の沙茶醬もあります。
沙茶醬はどうやって使うのか?
沙茶醬はこのような粘度の高い液体状の調味料です。開封した直後はサラダ油が分離しているかもしれないので、良く混ぜてから使います。
牛頭牌沙茶醬を作っている好帝一食品のレシピコーナーを覗くと様々な料理が紹介されていて、煮る焼く炒めるとだいたいどんな使い方でも出来ます。熱を加え続けると魚介系の匂いが広がるので、家の中では最後にサッと使うような使い方が適しています。
沙茶炒麵を作ってみる
材料を炒めて混ぜるだけの簡単な沙茶炒麵を作ってみました。
まず材料を切ります。冷蔵庫にあるものを適当に入れましょう。
生姜を油で炒めて香りを出します。こげると苦くなるので注意。生の生姜を使うと香りが良いです。ニンニクがあればニンニクを使ってもいいですね。
今回は頂好オリジナルブランドの關廟麵を使いました。うどんとかでもいいと思います。
麺を茹でます。調理説明書の茹でる時間は3-5分とアバウトです。最後に軽く炒めるので今回は4分くらい茹でます。
味付けをします。ここで沙茶醬が登場。
沙茶醬、酒、中華だし、醤油、塩ひとつまみ。
沙茶醬は粘度が高いので、スプーン一杯くらいの料理酒で延ばすと味が全体に回りやすいです。
麺が茹で上がったら炒めておいた材料と合わせてしばらく炒めます。
最後にごま油をかけるとさらに美味しくなるかも。
沙茶炒麵が出来ました!日本でも羊肉が安ければ羊肉を使うのですが、豚肉でも十分美味しいですよ!!
日本で購入するには
Amazonやスーパーマーケットでユウキ食品の物を購入できます。日本製なので輸入物と比べて安いです。
今回紹介した台湾の牛頭牌の物を購入したい場合もAmazonに出品されています。単品ではユウキ食品よりも安いですが、送料が500円くらいかかります。
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