台湾の夜市では多くの食べ物が並んでいますが、その中でも定番なのが”地瓜球(蕃薯球)”です。
サツマイモとタピオカ粉を混ぜたタネを油であげたスナックで、外はカリカリ中はモチモチの食感は病みつきになること請け合いです。
日本で買える材料で自宅でも地瓜球を食べたい!
頻繁に台湾に行って地瓜球を食べるわけにも行かず、なんとか日本で再現することは出来ないかレシピを調べてみました。
台湾の地瓜球はタピオカ粉(樹薯粉)を使うのですが、日本ではまだ簡単に購入できません。厳密には性質が違うらしいのですが、デンプン成分なら大体同じだろうということで片栗粉を使います。安いし。
地瓜球の材料(二人分20個くらい)
- サツマイモ 150 g (品種によって味が変わってきます)
- 片栗粉 100g
- 砂糖 30g
- 水 少々
- 揚げ油 300g ~ 500g
材料はたったこれだけです。シンプル。
地瓜球の作り方
1. サツマイモの皮を剥き切り蒸す
サツマイモの皮をむいて、火が通りやすいように小口切りして蒸します。
2. 片栗粉と砂糖を規定の分量準備する
サツマイモを蒸している間に必要な分量を準備しておきましょう。
3. 蒸したサツマイモを潰して片栗粉と砂糖を混ぜる
ポテトマッシャーや麺棒などを使って蒸しあがったサツマイモを潰します。
温かいうちに片栗粉と砂糖を入れ、ひとかたまりになるまで混ぜ合わせます。
ひと塊りになるまで混ぜます。こねる必要はありませんがしっかり混ぜます。粉っぽい場合は少し水を足します。
4. 生地を棒状に整形し小口に切り分ける
棒状に整形してスケッパー等で切り分けます。
大きすぎると上手く揚がらないので適度な大きさに切り分けます。夜市の屋台では親指の先くらいで切っていましたが、もう少し大きめでも大丈夫です。
5. 生地を丸める
生地を丸めます。整形しにくい場合は手に少しだけ水をつけて丸くしていきます。
6. 揚げる
生地の準備ができたら油で揚げます。揚げる際は低温から揚げ始め、最後に高温にしてカラッと仕上げます。
中華鍋でなく、普通のソースパンなども使用可能です。
- 油を140度に熱し生地を入れる
- 3分ほど揚げる。最初は動かさない
- 油の温度を160度に上げ1分ほど揚げる
- 地瓜球を鍋の底に数回押し付ける(生地が膨らむ)
- 油の温度を170度に上げこんがりきつね色になるまで揚げる
まず140度に熱した油に生地を入れます。形が崩れないように生地を動かさないようにします。
しばらく揚げたら生地をひっくり返します。油をたくさん使った場合、生地が浮いてきます。大体3分ほど揚げます。
油の温度を160度にして1分ほど揚げます。生地を鍋に押し付け、油を吸い込ませると生地が膨れます。しっかり押し付けましょう。
最後に油の温度を170度にしてキツネ色になるまでこんがり揚げます。
好みの揚げ加減になったら完成です。失敗して膨らまなくても外はカリカリ、中はモチモチ。
揚げたて熱々は美味しくてついつい食べ過ぎてしまいますが、カロリー高めなので注意です。
ネットで購入
作るのが面倒な場合、完成品の地瓜球が”サツマイモボール”として売っています。
地瓜粉(サツマイモでんぷん)を使いたい場合
本場台湾ではサツマイモから作ったでんぷん(地瓜粉)を使っているので、本場の味に近づけたい!という場合はネット通販で購入することができます。
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