台湾華語で文具の名前12選

台湾

台湾で使われている中国語(台灣華語)と中国で使われている中国語(普通話)は基本的には同じ言葉ですが、使われる単語が異なる場合があります。文具を表す単語は使用されている漢字から物が想像できない場合も多くあります。

なんとなく漢字の意味から想像できる物から、全く何なのか分からない文具まで12個集めてみました。何個知っているか確認してみましょう。

打洞機 (Dǎ dòng jī)

まずは漢字からなんとなく想像がつきそうなこの文具。洞窟の洞を打つ・・・

穴あけパンチです。台湾では日本製の穴あけパンチがよく使われているらしいです。

碎紙機 (Suì zhǐ jī)

紙を砕く機械・・・なんとなく頭に思い浮かぶ機械があるでしょう!?

シュレッダーです。これも台湾製のものはあまり性能が良くないので日本製のシュレッダーが人気です。

透明膠帶 (Tòumíng jiāodài)

これも透明な・・・何かの帯と言うところがヒントになって閃くかもしれません。

セロハンテープですね。台湾では四維という会社の鹿頭牌がシェアが多いみたいです。四維は台湾の会社でテープ類を多く作っている会社です。

釘書機 (Dìng shū jī)

まだまだ漢字の偉大さを感じることができそうです。書に釘をする機械・・・

ステプラー(ホッチキス)ですね。台湾では日本の製品も人気ですが、SDI(順德五金文具)はまだ使いやすいですが、利百代の物はどうもイマイチな場合が多いとか。

資料夾 (Zīliào jiā)

夾の漢字の意味がわかれば簡単かもしれません。夾は挟むと言う意味なので、資料を挟むものといえば・・・

ファイルホルダーです。日本のものも台湾の物もたくさん街で売られています。

麥克筆 (Màikè bǐ)

これは麥當勞(マクドナルド)のように外国語の音を中国語の読みに割り当てた単語ですね。発音ができれば割と簡単かもしれません。

答えは・・・マーカーペンです。ペンは音ではなく意味で筆と言う字を使うところが中国語っぽいです。

なぜか台湾では日本からの輸入品なのに日本より文具が安いことがあります。台湾で時間が余ったら替え芯など仕入れてくると良いかもしれません。

擦布 / 擦子 (Cā bù / Cā zi)

これはホワイトボードを綺麗にするアレ?と思うかもしれませんが、鉛筆のお供のアレです。

消しゴムですね。これも日本の製品が人気です。ちなみに擦子と言う人がいたら100%台中出身の人らしいです。

便利貼 (Biànlì tiē)

ちょっと日本語の単語とかけ離れていますが、なんとなくそう言われればそうだねと納得できるこの文具は・・・

付箋です。張って便利な物。そう言われれば便利ですね。

口紅膠 (Kǒuhóng jiāo)

口紅!?化粧品!?と一瞬驚いてしまいそうなこの文具はなんでしょう?その使い方から名前が決まった様です。

スティックのりです。口紅💄の様に出して使う糊なので口紅膠と呼びます。言われてみれば納得。名付け親はなかなかセンスいいと思います。

迴紋針 (Huí wén zhēn)

だいぶレベルが上がってきたと思います。ぐるぐる模様の針!?そんな文具ありますか?よーく考えると資料をまとめるのに必要なアレがそれっぽくないですか??

クリップですね。突然迴紋針取って!って言われてもそれ何?と言うところから始まりそうです。

加強圈 (Jiāqiáng quān)

何かが強くなるっぽい文具です。古い資料を資料夾にまとめるときに役に立つ便利グッズがこれです。

パンチ穴が破れたり破れそうなときに穴の周りに貼るアイツ。そうパンチラベルです。台湾製の物も安くて使いやすいですね。

立可白 / 立可帶 (Lì kě bái/ Lì kě dài)

最初に聞いたときにまさかこれが文具とは!と言う印象だったこれ。漢字からも発音からもちょっと想像がつきませんでした。

修正液です。意味的にはすぐに書くことができる液なのですが、さらに立刻=いますぐの「刻」と可以の「可」が声調違いの同じ音なので少し言葉遊び的な命名になってます。

ちょっと日本語の文具からかけ離れた台湾華語の文具を選んでまとめてみました。発音だけだとちょっとどんな文具か想像のつかないものでも、漢字を見ればなんとなく理解できるので漢字文化はありがたいです。

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