台湾にたくさんある一人鍋店で格安火鍋 ~ 石二鍋

石二鍋の野菜セット グルメ

寒くなると食べたくなるものといえば鍋物。

台湾では鍋物は冬限定というわけではなく一年中食べることができます。しかも日本ではあまり見かけることのない、一人で食べる火鍋専門のチェーン店まであります。そうは言ってもやはり鍋のシーズンといえば冬。

前から気になって気になって行ってみたかった、台湾の一人鍋専門チェーン「石二鍋 (Shí èr guō)」についに行ってみたのでシステムや店内の様子をまとめてみました。

(2019/8追記)

店内の食器、調味料、飲み物がセルフサービスに変更されつつあるので追記しました。

石二鍋ってなに?

石二鍋は台湾全土に数多く出店している鍋店です。肉も野菜もたっぷり食べることができてヘルシーな鍋は台湾人に人気があり、夏でも冬でも客足が途絶えることがありません。

しかも、一人鍋で価格もそれなりにお安いというのが素晴らしいところ。

人数とテーブルの種類を選択して整理券を受け取ります

人気店のため時には人が順番待ちしている事もあります。店の入り口にある機械で整理券を取り、番号が呼ばれるまで待って店内に入りましょう。

店内はこのようにカウンターが大部分を占めていて、各自の席前に鍋がセットされます。

石二鍋での注文方法

食器がセットされた席に着くとランチマットがわりのメニューも用意されています。

2017年のメニュー表

メニュー上の1番から順番に注文内容を決めていけばOK

1. 鍋の種類を選ぶ (選湯鍋)

まず鍋の種類を選びます。

  1. 石頭鍋 ~ 標準タイプ 。薄いしょうゆ味 + 炒め野菜のコクスープ
  2. 涮涮鍋 ~ しゃぶしゃぶ。かなり薄めの出汁
  3. 勁香辣姊鍋 [+30元] ~ 30元追加で辛い火鍋

今回は一番標準的な石頭鍋をチョイス。

2. メインを選ぶ (選主餐)

石二鍋ではメインを選べば自動的に野菜と肉がセットされて来ます。さらに足りなければ自分の好きな具を追加することも可能。

メインは大きく分けて「野菜たっぷり」と「肉たっぷり」に分かれます。

今回は牛肉たっぷりを食べてみることに。218元 (800円くらい)。

野菜たっぷり (愛呷菜)

  • $218  雪花牛肉(牛肉) / 上選豬肉(豚肉) / 上選雞腿(鶏モモ)
  • $228 鮮菇派對(きのこたっぷり)
  • $258 嫩肩牛肉(牛肉) / 鮮嫩鯛魚(鯛?) / 牛魚雙饗 (牛肉魚セット) / 豬魚雙饗 (上選豬肉、鯛魚)
  • $298 海鮮拼盤(品項依季節調整更換 : 季節によって変わる海鮮盛り) / 梅花牛肉 (高級牛肉)

肉たっぷり (愛呷肉)

  • $218 雪花牛肉 / 上選豬肉 / 上選雞腿
  • $258 嫩肩牛肉 / 鮮嫩鯛魚 / 牛魚雙饗 (牛肉魚セット) / 豬魚雙饗(豚肉魚セット)

3. 炭水化物系を選ぶ (選副餐)

炭水化物系を選びます。追加料金なしで白米、うどん、春雨が選べます。

  • 冬粉 (春雨)
  • 烏龍麵 (うどん)
  • 白飯
  • 滷肉飯[+10元]
  • 泡麵[+10元] (インスタントラーメン)

今回はヘルシーな春雨をお願いしました。

4. 飲み物を決定 (選飲料)

飲み物は二種類から選べました。

一杯目は料金に含まれていて、二杯目から10元必要です。普通は一杯で十分

  • 檸檬冬瓜冰沙[+10元 續乙杯] (レモン冬瓜氷入り)
  • 幸福良食黑豆茶[+10元 續乙杯] (黒豆茶)

健康そうな黒豆茶を注文。これが香ばしくて結構美味しいです。

5. 単品を追加する(單點區)

セットで注文した場合、それだけでお腹いっぱいになりますが好きな具を単品で追加する事もできます。

6. 食材の説明

2019/08のメニュー表

漢字を読めばなんとなく食材の意味がわかる物も有れば、全く想像がつかないものもあります。ここでは一部わかりづらい食材を説明します。

  • 涮涮鍋 しゃぶしゃぶ
  • 嫩肩牛肉 しっとり牛肩
  • 蟳味棒 カニカマ
  • 百頁魚豆腐 硬い押し出し豆腐 (魚入りかも?)
  • 芋香貢丸 タロイモ肉団子
  • 鴻禧菇 ブナシメジ
  • 雪白菇 白シメジ
  • 玉米筍 ヤングコーン

肉や野菜が運ばれてくるまでにすること = タレ作り

まず飲み物が運ばれて来て鍋がセットされます。

さらに薬味セットが運ばれてくるのでここで自分好みのタレを作りましょう。(いつでも調味料を作れるセルフサービス式に移行しつつあるようです)

好みの薬味と醤油、酢、ポン酢等を混ぜてタレを作ります。

薬味セットは回収されてしまいますが、頼めばまた持って来てくれます。

これらとは別に沙茶醬も運ばれてきます。沙茶醬については沙茶羊肉の記事もありますのでご参考に

まず野菜からいただく

タレを作ってからしばらくすると野菜類が運ばれてきます。肉は注文が入ってから切るので少し時間がかかりました。

肉たっぷりで注文してもこれだけの野菜の量!入れ物は上げ底ではなく底までしっかり野菜が詰まってます。

石二鍋の焼印が入った豆腐が可愛い。

春雨も来て準備万端。お店の人がスープを鍋に入れてくれるので火加減を調整しましょう。

そして野菜を投入。しばらく野菜鍋をつつきます。

ついに肉登場

しばらく野菜鍋を楽しんでいるとついに・・・

肉登場!!

しゃぶしゃぶ用の肉のようにかなり薄切りながら大量の牛肉が運ばれて来ます。

適度に脂が乗っていて美味しそう。

しゃぶしゃぶしていただくと美味しい!!

野菜もたっぷり。仕上げに春雨投入。単品の追加も必要ないくらい具材がたっぷりです。

テイクアウト(外帶)もあります

鍋物のテイクアウトとは?別の店では煮てくれてビニール袋に入れてくれるところもありますが、石二鍋では家に持って帰って自分で煮るそうです。

スープが59元からで、そのほかの具材を好きに選んで購入でき、店で頼むよりも少し安いとのこと。家で鍋物をしようとすると材料を集めたり切ったりが面倒なのでこのサービスは結構面白いです。

飲み物と調味料がセルフサービスに移行中(2019/8追記)

2019年8月現在、各店の食器類、飲み物、調味料がセルフサービスに移行し、注文時に支払いするように変更されてきています。全ての店が変更されているのではなく、順次移行していくそうです。

以前は料理が運ばれてくる前に調味料を混ぜる必要がありましたが、これからは調味料コーナーへ行けばいつでも味の調整が可能になります。

飲み物も以前は一杯だけ無料だったものが飲み放題に。選択肢は以前と変わらず「檸檬冬瓜冰沙」と「 幸福良食黑豆茶」の二択。檸檬冬瓜冰沙が甘すぎる場合は半分くらい黑豆茶で割ると良い感じに。

鍋の内容は変わらず美味しい!!

追加料金なしの218元なら十分。台湾でも普通の火鍋店ではもっと予算が必要ですが、リーズナブルに満腹、かつ野菜も食べたい場合におすすめです。

お店情報:

住所:台湾のいたるところにあるのでお店検索してみてください

HP/FB:石二鍋公式HP

電話:各店異なるのでお店検索してみてください

日本語対応:不可 (店員によりますがほぼ不可)

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一人鍋は石二鍋だけではありません。より安い一人火鍋のチェーン店もあります。臭臭鍋という名前ですが特に臭いわけではありません。

台南に行く事があったらこのお店をお勧めします。新鮮な牛肉を使った台湾風しゃぶしゃぶを楽しむ事ができます。

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