英語でも中国語でも語学を自習する場合、もっとも重要なのが少しずつでも毎日続ける事です。
ただし、独学だとモチベーションを保つのがなかなか難しい。
一人で勉強していると自分が正しく勉強しているのかわからなくなる時があります。
社会人だったりすると、思い切って中国語を習うために台湾に一年間留学する!!
というのは結構な決断となるわけです。
短期のプチ留学で自習結果の見直しとモチベーション充電
そこでオススメしたいのが短期間のプチ留学。
一週間+αあれば、中国語の授業を5日間受けてついでに台湾を観光して帰国することができます。
学校によってレベル毎に様々なコースが用意されていて、大人数での集団授業から少人数のグループレッスン、(予算によりますが)希望すればマンツーマンでのレッスンも可能です。
短期間の授業となるので、まるでゼロの状態で参加してもほとんど効果がありません。
自分である程度まで自習を進めてから参加するのが効果的だと思います。
自習の教科書は?
最初に使う自習の教科書は日本で売っている教科書でも問題ないと思います。
私は簡体字で一通り学習した後に途中から繁体字に切り替えました。
オススメはこの本
最初の発音から中級レベルの初めくらいまで一通り学習することができます。
この本を2回ほど通して勉強すればある程度のレベルになることができると思います。
とにかく読む、聴く、話してみる。これで単語やフレーズをひたすら覚えました。
台湾の授業で使用する教科書は現地で購入または授業料に含まれているので、わざわざ自分から揃えて置かなくても大丈夫です。
繁体字 or 簡体字? ピンイン? 注音?
台湾で中国語を勉強したいという場合は、やはり繁体字は避けては通れません。それが目的なんだ!という場合もあると思います。
台湾の語学学校で使用する教科書にはピンインも書かれているので、結構安心できます。
さらに最近の台湾の中国語学校の先生は簡体字やピンインができる人が多く、簡体字から繁体字への乗り換えもスムーズだと思います。
注音に挑戦したい人も沒問題ですよ。
ただし、教科書は英語で解説が書かれているのと、解説は英語で行われることが多いので、英語ができた方が何かと便利だと思います。
どこにプチ留学したか
これまでに二回プチ留学をしたので、私が参加した授業をご紹介します。
淡江大學華語中心 中華文化暑期班
淡江大學華語中心は淡江大学の中国語教育専門部門です。MRT東門駅が最寄駅で永康街や鼎泰豐などからも近くにあります。
夏休み(7月、8月)に夏休み特別授業(中華文化暑期班)が開催されます。海外で生活している台湾人の子息が夏休み期間中に台湾に来て、集中して中国語を学ぶために利用されることが多いです。
特徴的なのが中国語だけでなく中華文化、台湾文化を学ぶカルチャークラスも同時に開催されることです。
午前中は通常の中国語クラスで、午後は遠足や台湾料理教室、太極拳の授業などがあり楽しめました。
しかし、台風が来て停班停課で授業が1日キャンセルになり、しかもその補償がありませんでした。短期留学には注意が必要かもしれません。
中華文化暑期班授業の様子
淡江大學華語中心では、長期間の中国語コースも多くあり沢山の留学生が中国語を勉強しています。
授業は大人数のグループレッスンで、大きな教室でみんな一斉に授業を受けます。
大人数といっても先生は次々質問を繰り出し、宿題も出るので退屈しません。
中華文化暑期班(中華文化夏休みコース)は、長期で学習している学生の教室に合流して一緒に勉強する形になり、20人近く居る教室に突然加わるのは少し恥ずかしいかもしれません。
入学受付時に簡単なレベル分けのテストと先生との会話があり、適切なクラスに振り分けてくれます。この時、リスニングを鍛えたいとか、自分の弱点や強化したいポイントを伝えれば少しクラスのレベルを考慮してくれます。
中華文化暑期班申し込み方法
中華文化暑期班のページにあるコース紹介、授業料を確認した後、ホームページの問い合わせメールアドレスに連絡しました。
今は日本語でも大丈夫のように書かれていますが、中国語か英語で問い合わせた方が安心かもしれません。
中華文化暑期班は一週間6,000元(22,000円くらい)で教材や課外授業の費用、保険が含まれています。
支払いは銀行振込になり、この振込代金が結構高くつきます。
TMI (Taiwan Mandarin Institution)
TMI (Taiwan Mandarin Institution)は台北にある中国語学校で、MRT台電大樓駅の近くにあります。
少人数のグループレッスンかマンツーマン、またはグループレッスンとマンツーマンのミックスというように柔軟にカリキュラムを組むことができます。
TMIは授業期間中の宿泊場所も準備しています。と言ってもマンションの大部屋をさらに細かく区切ったホステルの個人部屋レベルですが、泊まる場所が決まっていない場合は利用しても良いかもしれません。
ただし、ここに泊まった後水虫になりました。
5日間の少人数集中グループレッスンに参加したところ、祝日があったため1日の授業時間を増やして4日間学校に通いました。
午前中授業を受けて午後は宿題。というような感じで過ごしましたが、希望すれば午後にも授業を入れることができます。
TMI での授業の様子
TMIでは申し込み時のコースと申し込み時に行う事前レベル分けテストの結果から参加する授業が決定されます。
少人数のグループレッスンでIntensive group course というコースを選択して参加しました。
学校には多くの教室があり、それぞれの教室は小さな会議室レベル。Intensive group courseだと4~6人程度の少人数のグループでレッスンを受けます。
淡江大學華語中心と比べて圧倒的に生徒数が少ないので、先生に色々質問することができます。
TMI申し込み方法
TMIのフォームから問い合わせしました。中国語か英語での問い合わせになります。
コースの詳細資料がメールで送られて来たので、Intensive group course を一週間受けることにしました。
レベル分けのテストがあるのでオンラインで済ませます。
支払いは、Paypalで申し込みのデポジット(保証金)を支払い、残りを現地で現金決済しました。
まとめ
二回のプチ留学で、両方とも他の生徒が既に勉強しているクラスに飛び込み参加して、数日授業を受けてさようなら。
という感じになりました。
実際に授業を受けてみると、自分の得意な分野や弱点が明らかになり勉強を続けていこうという気分になります。
また、授業で使う教科書はかなり分厚いものなので、日本に持ち帰って自習を続けることも可能です。
台湾に興味があり、中国語を自習している人には台湾プチ留学かなりおすすめです。
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