台湾の屋台で売っている”蔥抓餅” Cōng zhuā bǐng という食べ物をご存知でしょうか?
夜市を歩けば必ず何軒かは目にする蔥抓餅の屋台。普通の街角でもよく目にします。
どんな食べ物かというと、小麦粉に油とともにネギを練りこみ何回も折りたたんで薄く伸ばした生地を鉄板で焼いた食べ物です。
ポイントは仕上げに箸やコテ等で引っ掻き、サクサクのふわふわな食感にすること。
薄い塩味が付いているのでそのままでも食べられますが、卵やチーズ、スイートコーン、バジルの葉っぱなどをトッピングする場合もあります。
台湾夜市の味を業務スーパーで買って帰れる
業務スーパーには多数の冷凍食品が売られているのですが、この冷凍食品の中に蔥抓餅も売られていました。
しかも本場の台湾製。
味は二種類あり
蔥抓餅の名前の由来”ネギ味”と・・・
台湾では見たことのない”ほうれん草味”
価格は5枚入りで税込354円。一枚約71円。もちろん両方購入。
現地台湾の屋台ではトッピングなしの原味で一枚25元(90円)くらい。卵+チーズで40元(150円)くらいなので一枚71円という価格設定は結構納得な感じです。
実は結構大きいです
早速焼いて食べてみましょう。
珍しかったのでほうれん草味から行ってみます。
袋を開けるとこの様に一枚一枚ビニールシートに挟まれた状態で出てきます。
そこで一枚取り出しフライパンに置いてみると・・・
はみ出ます。
結構大きなサイズ。20センチのフライパンではギリ入りません!!
25センチくらいのフライパンが必要かも。
じゃあガスグリルで焼けばいいじゃん・・・そして悲劇
パッケージには「フライパンか、オーブントースターで焼いてください。」
と書かれていますが、オーブントースター持ってない。かと行ってオーブンレンジを使うのも面倒臭い。
じゃ、ガスグリルならどうよ?という訳でガスグリルに凍った蔥抓餅をセット。
そして着火!
みるみる焦げ臭くなり慌てて開けてみると端だけ焦げてる。
そして真ん中はまだ生。ベトベト。
何とか剥がして裏返したものの、結構な惨状になってます。
ガスグリルで蔥油餅。ダメ。絶対。
やはりフライパンで焼くのがベスト
蔥油餅は焼くと油が出て生地が縮みます。真ん中あたりでぶった切ってフライパンに放り込んで焼きました。
中火で数分。
何だかそれっぽく焼けてきます。
両面焼いたところで仕上げの大事な工程。
箸などでクシャクシャ引っ掻く。
こうすることで折り重なった生地同士が離れ、ふわふわパリパリの食感になるのです。
パイ生地みたいな感じでしょうか?
完成したので早速食べてみましょう。
業務スーパーの蔥油餅でおうちに台湾は来るのか?
結論から書きます。
業務スーパーの蔥油餅でおうちに台湾は来ます!!
中火でこんがり焼いて、最後に生地をくしゃっとさせればあの屋台の味がご家庭に。
ほんのり塩味が効いているのでそのまま食べてもよし、塩分が足りなければ台湾の油膏、辛味が必要なら少し唐辛子を振るのも有りです。
美味しすぎてついつい食べすぎてしまうかもしれませんがここで注意を。
一枚 317kcal
結構なカロリーです。さすが小麦粉と油の塊。
でも、腹持ちがいいので朝ごはんに一枚食べればお昼までお腹空きません。果物も一緒に食べれば栄養的にも何とかなるはず。
さらにトッピング追加
さらにトッピングで味の変化をつけることができます。
台湾の屋台でメジャーなトッピングは
- 卵 – 加雞蛋(卵追加) 5元くらいで追加できておすすめ
- ハム – 最近あまりみない赤み強めな健康に悪そうなハム
- チーズ – スライスチーズ
- 缶詰スイートコーン – 台湾ではなぜか缶詰コーンをよく使う
- バジル – 九層塔という台湾バジル
単品で追加したり、卵+チーズという様に組み合わせても注文できます。
最強が全部のせ(綜合という)で、豪華ですがお値段もなかなか。
加蛋(卵を追加)してみる
一番簡単にできるトッピングは卵でしょう。
蔥油餅を焼いた後にフライパンに卵を落とし、適当に混ぜて蔥油餅を再び戻し押し付ければあっという間に完成!!
ネギ味の蔥油餅を使って作ってみました。
相変わらずフライパンからはみ出ます。
でもしばらく待てば溶けて生地が縮んでくるので
両面こんがりと焼き上げ、箸で引っ掻きフワサクにします。
焼きあがった蔥抓餅をいったんお皿に移して卵投下。
適当に卵をかき混ぜて蔥抓餅を戻します。
お皿に乗せて半分に折れば加蛋蔥抓餅の完成!
お好みで醬油膏を少しつけて、薄めの無調整豆乳を組み合わせれば台湾度がさらに上昇しますよ。
オンラインでも蔥抓餅を買うことができます
台湾の有名な食品会社”義美”の蔥抓餅を購入することができました。三袋セットで冷凍宅配。パッケージから台湾のままなのでこちらのほうが台湾度高いかもしれません。
蔥抓餅には醬油膏を少しつけて食べるとより一層台湾の味に近づきます。日本のしょうゆよりも少し癖のある味です。
金蘭の醬油膏は昔からあるブランドで、多くの台湾人が子供のころから大人になるまでで必ず食べる味です。大根餅やそのほかの台湾料理にも使えます。
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