蘆洲は台北市をぐるっと囲む新北市の北西に位置する街で、台北中心部からはMRTの中和新蘆線(オレンジ線)で訪れることができます。おそらく一番有名なのはテレサテン(鄧麗君)の生まれ故郷。今も彼女がよく訪れたと言われる場所や店がところどころに存在しています。
そんな蘆洲に地元民で賑わうお弁当屋さんがあると言うので行ってみました。
店内でも食べられる弁当屋さん
蘆洲駅から西に向かい、永平公園にたどり着けば目的の永樂池上便當はすぐ先です。付近には比較的新しい建物が多く、新しく整備された区画なので迷うことはないでしょう。
縦と横の大きな看板が目印です。店名に米どころ池上の地名が使われているので池上米が使われているのでしょうか?
店内はこんな感じ。台湾のお弁当屋さんは「弁当」と言っても作り置きではなく、注文が入ってから弁当箱に詰め始めるスタイルです。そして、だいたいイートインコーナーがあって、普通の食堂のように店内で食べることができます。
まだ綺麗な店内に積み上がった大量の弁当箱。この日は持ち帰りの人が多く並んでいました。
見本の写真に比べて再現度が高いメニュー
食堂でメニューの写真を頼りに注文したら、とんでもなく見本と違うものが出てきたことがありませんか?私は有ります。文字だけではわからない旅行者の最後の砦がメニュー写真だというのにあまりな仕打ちです。
この店のメニュー写真はどうでしょうか?
どれも美味しそうに撮影されています。やっつけで適当に撮ったのではなく、ちゃんとプロが撮影した感じがします。
でっかい鶏モモ付きの雞腿飯(80元 = 300円くらい)と骨付き豚肉がドンと乗っている排骨飯(65元 = 240円くらい)を注文してみます。注文時には內用(店内で食べる)か外帶(持ち帰り)かを聞かれますよ。最近の物価からしたら結構お安めなのでは?
通ってるお客さんは嫌いな副菜がある場合、交換してもらうこともできるそうです。どれも美味しそうに見えるんですけど。
サービスのスープを飲みつつ注文した品ができるまでしばし待ちます。台湾のスープはなぜか味が薄いです。
「テーブルの上にはペットを載せないでください〜ご協力に感謝いたします」との注意書きを読み。
食べ終わったら回収場所まで返却し、ゴミは分類してくださいとの注意書きを読み終わった頃に料理が到着しました。
でっかい雞腿飯と写真よりちょっと小さめな排骨が乗った排骨飯が運ばれてきました。雞腿は熱々をぶつ切りしてあります。これはかなり見本写真の再現度が高いです。木でできた弁当箱はご飯の湿気を適度に吸収し、べとつかないそうです。
副菜はどの弁当でも共通で、メインのおかずだけが異なっています。そこらへんでお値打ち価格になっているんでしょうね。
メインのおかずはしっかりとした味付け、雞腿は程よくジューシーでボリュームもあります。副菜類もそれぞれ異なった味付けで食べていて飽きが来ません。ご飯も美味しく炊けています。
少し遠いですが蘆洲を訪れた際にはぜひ立ち寄ってみてください。
お店情報:
店名:永樂池上便當
住所:永樂街38巷蘆洲區新北市247
HP/FB:HPあり
電話:02 8286 2255
営業時間:11:00 ~ 20:00 年中無休
日本語対応:不可
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