古い町並みと問屋街で有名な台北の迪化街。その北の突き当たりに当たるのが大橋頭です。
MRT(捷運)だとオレンジ線の大橋頭駅が最寄駅になります。この大橋頭には地元密着型夜市の「延三夜市」が有ります。
延三夜市は観光化されていないローカルな夜市で、歩行者天国にもなっていないため歩道に店が広がっている夜市です。
安くて美味しいものが溢れる夜市で地元民に紛れて食べ歩きしてみました。
葉家雞捲(Yè jiā jī juǎn) ~ 鳥だけど鳥は使ってない揚げ物
まず食べて見たのは雞捲。鶏の字が入っていますが、鶏肉ではなく豚肉を使っているというややこしいお店。
理屈は抜きにして店の前に行くと多くの人が並んでいました。
店頭では具を湯葉のようなものに巻いて油であげています。手際が良いので並んだとしてもどんどん列は進んで行きます。
鶏巻一つオーダー。
歩道に設営されたテーブルで待つこと数分。
こ、これは絶対うまい奴。
外はカリッと、中はジューシー。カリカリ熱々。きつすぎない味付けに付け合わせのキュウリがよく合います。辛いのが好きな人は「要辣的」と言えば辛いタレをつけてくれます。
やはり揚げ物は揚げたてが一番。ビールが進みそうな一品。
施家鮮肉湯圓 (Shī jiā xiānròu tāngyuán) ~ 肉入り団子スープ
次にやってきたのが施家鮮肉湯圓。
ひき肉餡の団子がスープに入っている鮮肉湯圓のお店です。
湯圓以外のメニューも充実しています。注文は書き込み式なので中国語が話せなくても安心。
店内を観察しつつ待っていると、大きめの団子がたくさん入った鮮肉湯圓が運ばれてきました。
団子を一口ガブリといくと中には肉汁とともにミンチ肉がたっぷり。少し濃いめな味付けの餡はあっさり味のスープと一緒にいただくとちょうど良い塩加減になります。
寒い季節が来て温まりたい時にオススメ。
黃大腸煎 (Huáng dàcháng jiān) ~ 台湾ソーセージと腸詰もち米
最後は夜市の定番、小腸(台湾ソーセージ)と大腸(腸詰もち米)のお店。
このお店の大腸はちゃんと本物の腸詰で手作りだとか。時間帯によってはかなりの人が並んでいます。
人によっては4パック5パックまとめ買いして帰る人もいますが、回転は早いです。
行列に並ぶこと10分あまり。注文の順番が回って来たので大腸と小腸を頼んで歩道に設置されたテーブルで待ちます。
ぎっしりもち米の詰まった大腸に甘辛な味付けの小腸。付け合わせのキュウリとニンニク片を一緒にいただくと、モチモチジューシーですよ。
これまたビールが進みそうなお味。
満腹になり延三夜市を後にしました。
お店情報:
延三夜市
日本語対応:不可
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