台南の伝統的な小吃と言えば碗粿。北京語読みだとWǎn guǒとなるのですが、みんな台湾語で”わーっぐい”と呼んでます。
台南に行ったらぜひ一度は試してみるべしと言われているこの小吃を、永楽市場にある一味品碗粿魚羹(Yīwèi pǐn wǎn guǒ yú gēng)で食べてみました。
ついでに向かいにあった金得春捲で春捲も頂いてきました。
永楽市場の賑わい
夕末のお昼前ということもあり、台南の永楽市場は買い物客と昼食を求める人々とでかなりの人混みです。
西門ロータリー(西門圓環)近くまで歩くと目的の店”一味品碗粿魚羹(Yīwèi pǐn wǎn guǒ yú gēng)”があります。
付近にはもうひとつ有名な碗粿店の富盛號碗粿もあります。
一味品碗粿魚羹で碗粿と魚羹を注文
店には多くの人が並んでいましたが、店内で食べる場合は席についたあと店員さんに注文して待っているとすぐに料理が運ばれてきます。
碗粿は、米の粉と様々な材料を混ぜて蒸した食べ物です。そこにとろみの有る甘辛ダレをかけて食べます。テーブルにはワサビやおろしニンニクが用意されているので、お好みで追加しましょう。
魚羹は少しとろみの有る甘めのスープに魚団子がたくさん入った物です。
台南は都があった関係でお金持ちが多く、その当時は砂糖が貴重だったため富の集中する台南には砂糖を多く使う料理が多いです。
店の焼き印の入った木のナイフのようなものを使って食べるのが伝統的な碗粿の食べ方だそうで、人によっては切り方にもこだわりがあるとか。
肝心のお味は・・・魚羹は魚団子のシコシコとした歯ごたえと薬味の生姜が効いたスープが美味しいです。冬に食べると体が温まりそう。
碗粿。えーと。ういろうのような薄味の茶碗蒸しのような。たくさん人が食べに来ているので、食べられないことはないのですが、ちょっと人を選ぶ味かもしれません。
お向かいの金得春捲も盛況!!
碗粿と魚羹を食べ終わったあと、向かい側を見てみるとこれまた行列ができていました。
金得春捲という春捲を売っている店のようです。
春捲とは潤餅卷とも呼ばれている料理で、いわゆる春巻きのことなのですが、小麦粉の皮に日本の春巻きとは少し違った材料をたっぷり巻いて食べます。
お店の人に自分の好きな材料を指定して巻いてもらうことができます。
各種野菜をたっぷりに、豆腐や肉を入れます。
そして、砂糖入りのピーナツパウダーをこれでもかと追加して一気に巻き上げます。
頼めばピーナツなしでラップロールのような感じにしてもらうこともできます。
肉、野菜、豆腐そしてピーナツパウダー。これ一つでお腹いっぱいになれます。
お店情報:
住所:台南市中西區國華街三段177號
HP/FB:なし
電話:06-2288563
営業時間:7:00 ~ 17:00 火曜定休
日本語対応:不可
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