この記事は”祭祖文化-紙紮”の翻訳記事です。
台湾や中華文化圏の道教には祖先を祀る際にあの世で困らない様に紙製のお金や様々な生活用品を紙紮として燃やす文化があります。
毎年三月末から四月始めがくれば清明節の墓参りの季節が訪れたと言うことです。
母の祖母のお墓参りに行った時、基本的な金銀財宝に加えて母は特別な紙製のパスポートを祖母様に買ってあげました。
母が言うには祖母は外国に行ったことがなかったので、パスポート、アメリカドル、黄金、クレジットカードを持って世界を巡れます様にとこれらの紙紮を買いました。
パスポートにはとても精巧な飛行機のチケットまでついてます。
このパスポートセットはすごく値段が高い!金銀財宝セットの倍もします!
祖母の年代の花柄のシャツ。母が言うにはこれはもう以前買ったことがあるとのこと。
数々の名車もあります。BMWやベンツ、スーパーカーまで。本当に時代は進歩しました。
夢の中の西洋風の家もとっても贅沢です。よく見ると使用人に運転手までいますよ!生きている間にこんな生活ができたら素晴らしいですね。
紙でできたこれらの紙紮を燃やしてお参りするのは空気を汚染してしまいます。でも台湾の年輩の人たちは紙紮を燃やして、祖先があの世で使える様に届けるのです。とりわけ祖母が生きていた頃は生活が比較的貧しく苦しかったので、西洋風の家、服、金銀財宝を紙紮で先祖に与え、彼らのあの世での生活が豊かであります様にと母は祈りを託すのです。
ここまでリアルにはしませんが日本でもお供え物をしたり似た様な風習がありますよね。
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