台湾で観光する以外に各種フルーツを食べない手はありません。台湾には多くの果物があり、四季を通じて一年中様々な異なるフルーツを試す事ができます。季節ごとに旬はあるものの、いつ台湾に来ても新鮮で美味しいフルーツがあります。
台湾のフルーツは美味しくて価格もお手頃です。ただしニュースでは海鮮レストランでの揉め事のようなフルーツ購入時の問題が起きているので、事前にしっかり価格や品質を確認してから購入するようにしましょう。
※台湾の悪徳海鮮レストランでは注文時の内容と実際に調理した魚の量が違うなどでよく揉め事が起きニュースを賑わせています。
この記事は「台灣水果大集合(上)附「如何購買水果」」の翻訳記事です。台湾でよく食べられているフルーツとその買い方をまとめて紹介します。
購入方法
量り売り:
大部分の台湾の市場で見かける値札は「1斤」あたりの価格で計算するものです。台湾の「斤」は「台斤」の事で、1台斤は600グラムです。でも、いくつかの店では高価な商品に対しては「斤」の前に小さな字で「半」と書かれて、300グラムの価格が表示されていることもあります。さらに一部の店では100グラムあたりの価格の場合もあるので注意が必要です。
まれに有る、どこにも価格が書かれていない店で購入するような場合は、必ず事前に価格を聞くようにしましょう(価格が買いてあっても公斤=グラムと台斤は異なるので確認したほうが安心です)。ある観光地では特にこの問題が多く有り、多くの人が台湾のニュースで見た事があるかもしれません。
個人的には価格が不明瞭な物は買わないのがおすすめで、購入前には店主が秤に正しい単価をちゃんと設定したか確認する必要があります。でも、秤に問題があったという事は聞いた事がありません(数年前、海鮮の秤が不正に調整されていた事件がありました)。
個数売り:
1個10元などの決められた値段でわかりやすいです。でも時には6個で100元と書かれている場合もあり、もし1個だけ欲しい場合には店主に1個の価格を聞くか、1個でも売ってくれるか聞く必要があります。店主によっては1個20元で売ってくれますが、人によっては1個だけで売ってくれない場合もありますので確認が必要です。店主を怒らせる場合があるので、自分から勝手に3個で50元と言い出さない方が良いです。ある時、絶対6個でないと売らないという店主に会ったことがあります。もちろんばら売りしてくれる店主も居るので確認しましょう。
カゴ売り:
ある時はカゴ売りの価格の方が、カゴ毎の価格が決まっているので問題が発生しないかもしれません。でもちょっと注意したいことがあります。フルーツの鮮度を確認してください。
家の近くのフルーツ店はいつも熟れすぎた果物をお買い得品としてカゴに入れて売っています。1カゴ50元以下でとても安いのですが、品質に差がある場合があるので気にする人は大丈夫かしっかりと確認してください。個数売りと同じくカゴに3個ある内の1個だけ欲しい場合は店主に確認する必要がありますが、店主はカゴの果物はバラ売りしたくないようで、経験からして交渉は失敗する可能性が高いです。
外国人旅行客が出会いやすい問題
外国人がボッタクリ果物を買わされるニュースをよく見ます(実際台湾人にも同じ問題が起きます)。もちろん店が騙そうとしている場合もありますが、一般的に価格は旬の季節と品質によります。ですので買う前にしっかり値段を計算するのが良いでしょう。または買う前に1,2個果物を秤に乗せ、店主に値段を聞いた後で何個買うか決めます。まともな店ならこのような買い方を拒否する事はありません。
それと、もし果物を選ぶことができないなら、店主に今すぐ食べるかそれとも数日放っておくのか話すと良いでしょう。普通、数日放っておいてから食べる果物は新鮮で少し高いです。説明せずにいて、店主がすぐに食べられる(=熟している)果物を持ってきた場合、痛みやすく揉め事になりやすいです。
以前にあった似たようなニュースとして、お金を出して果物を買って箱を開けてみたら熟しすぎて腐りかけていたというのがありました。時々店主は果物を選んでくれないかもしれません。それに店主が選んだ果物に問題があるかもしれないので最終的には確認することが大切です。
以下に台湾の私が好きな果物を紹介していきます。果物好きなら自分で果物ナイフや皮むきを旅行に持っていくと便利ですよ。
台湾のフルーツ大紹介
木瓜 (Mùguā) ~ パパイヤ
パパイヤの皮はだいたいオレンジまたは緑色をしていますが一定ではありません。パパイヤを切ると内側に多くのタネがあり、タネは通常食べません。スプーンでタネを取り除いた後オレンジの果肉を食べます。果肉は柔らかく、硬かった場合はまだ熟していません。熟したパパイヤはとても甘く食べると満足感があります。ドリンクスタンドではいつもパパイヤミルクを見かけます。大きなパパイヤを一人では食べ切れないと思う時には、ドリンクスタンドでパパイヤミルクを試してみると良いでしょう。
水梨 (Shuǐlí) ~ 梨
日本や韓国にも梨はありますね。でも台湾の梨も美味しいです。お勧めします。食べ方は皮をむいて切って食べます。水気が多いです。
火龍果 (Huǒlóng guǒ) ~ ドラゴンフルーツ
ドラゴンフルーツの果肉には白色と赤色の二種類あります(もう一種類黄色もあるようです)。白色果肉のドラゴンフルーツは外の皮が比較的綺麗で、皮の端から緑っぽい尻尾のようなものが生えてます。赤色果肉のものは皮に艶がそれほどなく、赤ドラゴンフルーツと呼ばれることもあります。
個人的には赤ドラゴンフルーツの方が好きで、水分が多く甘いですが、白ドラゴンフルーツも美味しいです。赤ドラゴンフルーツを食べた後はトイレに行った後、出てくるものが真っ赤か紫になってびっくりするかもしれません。ドラゴンフルーツは便秘に効果があり、たくさん食べるとお腹を壊すので適量を食べましょう。
百香果 (Bǎixiāng guǒ) ~ パッションフルーツ
声を大にして言いたいです「日本のパッションフルーツは高すぎです」みなさん台湾に来て食べましょう。でも台湾のパッションフルーツは価格に差が大きく、品質も差が大きいです。美味しいのもまずいものあります。
パッションフルーツは包丁で皮を切り開くと、内側に食べられるオレンジ色の果汁と果肉が入っています。果肉の中にはタネが入っていて、便秘に効果があります。多くのパッションフルーツは酸っぱいので、買う前に店主に聞くと良いでしょう。経験上、店主が選んでも酸っぱいものを買うこともあります。なので酸っぱいのが怖い人は多く買いすぎないようにしましょう。
とても甘いパッションフルーツを食べたことがありますが、必ず買えるわけではありません。持った時に重たいものを選ぶと良いかもしれません。(美味しくなくても私を責めないで。まだ美味しい果物の選び方を勉強中です)
西瓜 (Xīguā) ~ スイカ
台湾の赤いスイカも美味しいです。食べた時サクサクとした食感なら熟しています。みんな手で叩いてスイカを選んでしますが私はよくわかりません。台湾でハズレのスイカを食べることは稀です。スイカジュースを飲むより新鮮なスイカを食べるのをお勧めします。台湾には他にも黄色のスイカがありますが最近あまり見かけません。赤も黄色も美味しいです。
柚子 (Yòuzi) ~ ゆず
柚子は中秋節前後にシーズンを迎えるフルーツです。ハロウィンのかぼちゃのように柚子を使って飾り物を尽くします。
※台湾の柚子は日本の柚子とは違い、かなり大きく皮が厚いです。
柚子を食べるのは少し面倒くさいです。緑色の厚い皮を切り開くと白い薄皮にたどり着きます。食べるときはさらに白い薄皮をむいて柔らかい果肉を食べます。白い皮は苦いので食べないよう気をつけましょう。柚子も便秘に効果があるのでお腹を壊しやすい人は食べ過ぎないよう注意が必要です。
柚子は美味しいものと不味いものの差が激しいです。美味しい柚子は果肉が細くて柔らかいです。不味いものは酸っぱく果肉が乾いています。阿貴が家に来た時父が植えた柚子を食べた時プラスチックみたいだと言って父を傷付けました。
芒果 (Mángguǒ) ~ マンゴー
台湾のマンゴーは多くの人が知っているでしょうが美味しいです。マンゴーは多くの品種があり、それぞれ特徴や好きな人がいます。私は自分の家で育てたマンゴーだけ食べます。(マンゴーは多すぎるので別の人のマンゴーを食べることができません)
我が家の魔王マンゴーをお見せしましょう。
冬に来て新鮮なマンゴーがなくても大丈夫です。台湾には処理済みの冷凍マンゴーがあって美味しいです。
芭樂 (Bālè) ~ グァバ
台湾のグァバは香りが高く新鮮です。緑色の皮と内側は全て食べることができ栄養価も高いです。グァバのタネはとても硬いので食べるときに注意が必要です。たくさん食べると便秘になりやすいです。我が家ではタネを食べません。
グァバも身が白いものと赤いものがあり、普通、赤いものの方が比較的柔らかく食べやすいです。でも我が家では白いグァバを好んで食べます。サクサクとした食べ応えで適度な甘みがあり、午後お腹が空いた時にお菓子の代わりとなる果物です。
阿貴はグァバジュースが好きです。熱炒店などどこでもあるので試してみてください。
柿子 (Shìzi) ~ 柿
日本の柿は有名なので台湾の柿を簡単に紹介しましょう。硬い柿、柔らかい柿、干し柿、だいたい3種類の柿があります。私はどれも好きで、硬い柿は便利で皮を向けばすぐ食べられます。柔らかい柿は皮をむくのが少し面倒くさいですが、果肉がもちもちしていて、この食感が好きです。
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