台湾を旅行する際に簡単な中国語を覚えておけば、現地の人とのコミュニケーションもスムーズになってより一層楽しめるはずです。
前回はお店でお勧めを聞く方法を練習しました。
第10回目にお届けするのはこちら
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(Wǒ yào gēn tā yīyàng de)
店長、あの人と同じの下さい
*PC版だと音声再生ボタンが表示されます。スマホの場合はリンクをクリックしてGoogle翻訳の発音を再生してみてください。
どんな時に使えますか?
何やら良さそうな食堂をを発見しました。でもメニューを見てもいまいち食べ物のイメージが湧きません。
そんな時、誰かが美味しそうなものを食べていました。なんていう物かわからないけれどあれが食べたい。あの人の食べてるのと同じものが欲しい!!
単語の説明
それぞれの単語を少し詳しく説明していきましょう。
老闆 (lǎobǎn)
店長、上司という意味なのですが、店員さんが一人しかいない場合や個人経営の店では”老闆”。と呼べばだいたい通じます。
まず初めに”老闆”と言うことで、店員さんの注意を引き、自分の注文を聞いてもらいましょう!
我 (wǒ)
私、自分を我と言います。日本語でも自分は我ですね。我が家、我が天下、我が闘争・・・
要 (yào)
これも日本語の漢字の通り。必要です。という意味になります。発音も音読みと似ていますね。
要ります。要ります。
跟 (gēn)
XXと。AとBをつなげる時に使います。
- 我跟他去 ・・・私と彼は行く
- 我跟你說了・・・私はあなたに話した
他 (tā)
中国語で彼、彼女、物質、動物などの代名詞は全て”tā”と発音します。
- 他・・・彼
- 她・・・彼女
- 它・・・物
英語のようにShe/He/Itというように使い分けなくて良いんです。簡単ですね。
じゃあ彼ら彼女ら、私たちはどう言うのか?
- 我們・・・私たち(話に加わってない人も含む)
- 咱們・・・私たち(話に加わっている人を含む)
- 他們・・・彼ら
- 她們・・・彼女ら
- 它們・・・会社等
們をつければ良いんです。咱們は少し特殊ですね。
一樣 (yīyàng)
漢字だけでなんとなくわかりませんか。一様な、一緒。
会話の例
最後に会話例をまとめてみます。どんな返事が返ってくるでしょうか?
あの人の食べているものを指差しながら言ってみましょう。
中文
看起來他吃的菜好吃。
老闆:你要什麼?
あなた:老闆,我要跟他一樣的!!謝謝
老闆:牛肉湯嗎?好啊。請等一下喔。
日本語
あの人の食べてる料理美味しそうだな
老闆:なに欲しいの?
あなた:店長、あの人と同じのちょうだい!!ありがと
老闆:牛肉湯かい? はいよ。ちょっと待ってねー。
これであの人と同じものを食べることができます。
次回は台湾の店でよくある味の調整について解説します。
もっと中国語を勉強したい方にお勧め
実際に購入しました。テキストは簡体字で大陸寄りの発音ですが初級から中級までを全てカバーしています。NHKテレビ中国語会話「ときめきの上海」を再構成した内容で、色々安い教材を細々購入するより、この本一冊をガッツリ勉強した方が効果的でした。
台湾華語を学ぶ場合はこのシリーズが良いです。台湾の多くの語学学校や大学の言語中心で使われている教科書なので、もし短期で台湾に留学したときにも同じ教科書が使われている可能性が高いです。テキストは中国語と英語が使用されているので、英語がある程度できる必要があります。
自習する場合は3巻くらいまで終わらせて、あとはニュース記事を読んだり興味のある記事をネットで探して勉強するという方法に切り替えると良いかもしれません。
こちらも台湾華語の教科書シリーズです。このシリーズも語学学校で使われることが多く、以前に一週間の短期で語学学校に通った時は最初のレベル分けテストで第二巻を渡されました。1~6までのレベルがありテキストは中国語と英語で書かれています。
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